35歳の哲学

〝迷った心が楽になる〟人生の考えを記録。書きたいことを書き記す。

子育てや人材教育!優しさとは何かを再考してみた

最近、優しさとはなんだろうかと考えています。

たとえば、

・横断歩道で困っているお年寄りを助ける
・道に迷っている外国人に声を掛けられ応対する
・聞かれたことに対して教えることが優しさ

私の場合、初考では「聞かれたことに対して教える」ことが優しさと考えてしまいがちですが、TPOを考えると優しさではない場合も考えられるはず。
仮に、指導・育成の現場では適さない場面もあるのではないでしょうか。教えるばかりでは、各々の地頭を生かせず、個性を失ってしまう可能性も。教えるのではなく、共に考える時間を有する方が重要ということもありますよね。

そこで、本稿では「優しさとは何か」を題材に再考します。人によって優しさの概念は異なり、目的によって優しさが変化するものだからこそ、再考し、個人の見解を述べていきます。

 

<目次>

1.優しさとはなにか 

語感として、親切心、愛情、道徳観としての意味も含まれていると考えます。 

goo辞書によると「姿・様子などが優美である」「他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである」と記載され、優しさ一つを見ても、多様な捉え方がされているのだとわかります。

今回は、「他人に対しての思いやり」に焦点をおいて考察します。

 

2.正解を重んじる相手に対しての優しさとは

指導する際、頭を悩ませる質問があります。それは正解を重んじる相手に対する受け答えです。

1+1=2になるべきと思考する相手に対して、どのように接するべきなのか頭を悩ませます。1+1が2でなければならない環境で育ってきた人ほど、思考の柔軟性が低い傾向にあります。

私ができる優しさとは、思考の柔軟性を必要としない回答なのか、それとも、思考の柔軟性も視野にした回答なのかと、いつも頭を悩ませます。

しかし、回答を後者にすると反応は薄くクレーム化することが多発。前者がいたってシンプルで、思考する必要もないような回答のほうが好まれる傾向にあります。

もちろん相手にもよりますが、正解を重んじる相手に対する受け答えに関しては、思考力を必要としない回答が優しさなのかもしれません。

 

3.「正解以外の解もあっていい」新たな視点を提供する優しさ

しかし、その後の未来を視野にするのなら、その他の視点を取り入れた回答もあっていいのかもしれません。

正解がすべてとなってしまった場合、そのほかの回答を受け入れることができない人物へと育成してしまうと考えられます。いわゆる、言われたことを行う人間です。よく言えば素直ですが、悪く言えば主体性の欠落ではないでしょうか。

仮に、その他の視点を受け入れることができたのなら、それは可能性を受け入れられるということ。多様な解があってもいいという考えにつながるはず。

教育現場では非常に悩ましい問題ですが、新たな視点を提供する優しさがあってもいいのかもしれません。

 

 

 

4.優しさ診断


優しさとは何かについて再考するにあたってリサーチしていたところ、〝優しさ診断〟見つけました。

mirrorz.jp

浅はかな思いで簡易アンケートに答えてみると、以下のよな診断結果が表示されました。

あなたは「さりげない優しさ」を持っています
あなたはナチュラルな優しさを持っている人。特に意識しなくても、さりげなく人に対して親切にできるタイプだと思います。もしかしたら優しくしている自覚すらないのかもしれません。でも人から「優しいね」と言われたことは一度や二度ではないはずです。ご両親の育て方がよかったのか、はたまた突然変異的な新人類なのか、世知辛い世の中に生まれてくるには不自然なくらい、あなたは優しさにあふれています。普通にしているだけで優しさを振りまく人なので、だれからも好かれるに違いありません。ただ、無意識の優しさは、ときにやっかいなトラブルも呼び込んでしまいます。「だれにでも優しいんだね」と恋人にヤキモチを焼かれたり、気のない人に勘違いされてつきまとわれたり、何かと面倒くさいことが多そうですが、あなたならトラブルすら大きな優しさで包み込めるはず。くじけずにがんばってくださいね。

 軽い気持ちで実践した心理テストですが、思いのほか当たっている点もあるようです。優しくしている自覚がなく、比較的厳しいことを伝えているのにもかかわらず、「いつも優しいね」と伝えてくださっている点に思い当たる節があります。

ただ、振り返るとシニアや子供たちからは好意を持っていただける一方、同年代からはやきもちや勘違いなど多発。また、批判されているときなど面倒くさいことがあるときほど、心の余裕がない自分がいます。心の余裕のなさから、批判されているときに相手を思いやる心の欠如を感じる状況が多いため、反省しなければならないことも気づかされました。

気軽におこなった心理テストですが、思いのほか考えさせられました。

 

4.まとめ

 今回、教育×優しさに焦点をおいて考察しました。道を尋ねられた際の優しさや子育て仕事上の教育現場の優しさなど、優しさ一つを考えても幅広いように感じます。

また、人間ですので、ヒエラルキーを尊重する場合やその根源となる欲求によって、優しさが形を変える場合もあります。

優しさとは何か、いじめ問題が勃発する小学生からパワハラ問題が勃発する現代社会に至るまで、数十年使ってきた優しさではありますが、未だ無知に近いち言わざるを得ません。

しかし、優しさの定義変わり続けるもの。優しさとは何か、常日頃からアンテナを張り、見つめ直していきたいと考えます。