35歳の哲学

〝迷った心が楽になる〟人生の考えを記録。書きたいことを書き記す。

空気をわるくしてはいけないと思い込んでいる集団ほど空気がわるい

「空気をわるくしてはいけないから」と発言する人が、あなたが属しているコミュニティでも一人はいるのではないでしょうか。もしかすると、現代では多くの人たちが考えていることのひとつなのかもしれません。

勿論、「空気をわるくしてはいけない」と私もそう思います。空気がわるいと居心地もわるく、不快感を覚えますよね。しかし、空気をわるくしてはいけないと思い込みすぎている空間も、私は不快です。

空気をわるくしてはいけないと思い込みすぎて、ストレスフルになってうつ病統合失調症などの病に侵されてしまったらと思うと、リスクが高いことをしていると気づきますよね。

「空気をわるくしてはいけない」は私たちがコミュニティに属する上で、重要な言葉です。だからこそ、今一度、その言葉の意味を再考する必要があるのではないでしょうか。

本稿では「空気をわるくしてはいけないと思い込んで切る集団ほど空気がわるい」について書きだします。

<目次>

1.そもそも空気とはなにか

結論から言えば、空気とは雰囲気を意味します。雰囲気とはその場を満たしている一般的な気分・空気を意味します。このことから空気=雰囲気と考えられます。

空気がいい環境と言えば、信頼関係が構築されているといえます。円滑なコミュニケーションが行われている現場で、コミュニケーションの概念も一つではありません。

たとえば、言語コミュニケーションに重きをおきながらも、言葉以外のコミュニケーションも視野に、読み取ることができる集団と言えます。

一方、空気がわるい環境とは、信頼関係に摩擦が生じている現場と表現できます。お互いが自己主張しすぎてしまったがために、摩擦が発展し、火花が散っているのかもしれません。もちろん、変化と成長を望み、意図して火花を散らす機会もあります。しかし、失敗に終わった現場も考えられます。

2.空気をわるいとどうなる

さて、空気がわるくなると、どのような事態が生じるのでしょうか。たとえば、空気が悪いと意思伝達がままならない状況が考えられます。楽しい空間から一変し、険悪なムードがその空間に充満するでしょう。

しかし、だからといって空気のわるくしてはいけないと思い込みすぎていては、あなたの体内がわるくなってしまうもの。自己主張を控えてばかりでは、場の空気をわるくしない代わりに不調を招く恐れがあります。

3.場の空気を尊重しても、しすぎてしまってはダメ

不快な思いをするまで頑張りすぎる必要はありません。必ずと言っていいほど、いつかは不調となります。しかも、その不調が続いてしまったら、メンタルダウンの恐れもありますよね。

繰り返しますが、「場の空気をわるくしてはいけない」は尊重したい考えの一つです。ただし、そう思い込んでしまったがために、自己抑制を繰り返すような不快感を覚える環境であれば、望まない環境の一つとも言えるのではないでしょうか。

4.まとめ

「空気をわるくしてはいけないと思い込んで切る集団ほど空気がわるい」について紹介しました。各々、大切にしている思いがあるため、一概に言える正しさはありませんが、不調な人たちばかりが集まっている空間は、居心地の悪さを覚えてしまいます。

ときには、自分を大切にできるような環境(居場所)をつくるために、自己主張をしてもいいのではないでしょうか。きっと、そんなあなたも受け入れてくれる環境がきっとあるはずです。