35歳の哲学

〝迷った心が楽になる〟人生の考えを記録。書きたいことを書き記す。

あなたは大丈夫!?礼節を保つ質問の仕方を考えよう

大人になってから聞けないことの一つとして、質問の仕方が挙げられます。質問の仕方に対しても、得手不得手があるのではないでしょうか。

質問をするためには、疑問がなければなりません。漠然とした疑問は見落としやすいものですが、違和感というかたちで頭をよぎります。その違和感に気づいたら、できる限り言葉に変えて、相手に対して質問する。このような流れで〝質問〟という行為はなされるのです。

ここで問題なのが、質問の仕方です。学校や会社、病院などで、質問をする環境に身を置く機会があるはず。質問の仕方一つで、理解力の違いや礼節が伝わってしまいますよね。

そこで、本稿では質問について再考します。 

 


<目次>

 

1.質問力を考えるとどんないいことがあるの?

結論から言えば、以下の点が挙げられます。

・円滑なコミュニケーション
・時短テクニック
・思考の深化を図ることができる

一般に、人に聞くことは恥ずかしいとされています。具体的には相手の立場や役割、関係を無視して質問してしまえば恥ずかしいですよね。TPOを想定できないような質問は、良好な関係とは言えそうにありません。

しかし、勉強や運動、病院などで質問をする場合ならいかがでしょう?受け答えをしてくれる人がいるから安心ですよね。だからと言って、闇雲に質問しては失礼にあたります。

次章では、質問の仕方を工夫してみましょう。

 

2.質問を工夫してみよう

<ケース1>
膝をいためてしまったため、整形外科へ通院したとします。そのとき、あなたはどのように質問されますか。

レツオ「膝が痛いです。捻挫ですか?」
ゆうこ「膝の痛みが生じて悩んでいます。3日前、下り階段で踏み外した際、グギッと音がなりました。仕事もあったので様子をみていたのですが、今も痛みが続いているのでこちらへ伺いました。症状は、痺れています。ピリピリするような痛みが続いていますので、診ていただけますか。」


ここでのポイントは、痛みの箇所、期間、痛み発症の行為、体音、通院できなかった理由、現在の状態と不安を伝えています。病院は治療する場所ではありますが、全任する場所ではありません。

発症の経緯と現状を伝え、医師の見解を求める質問が適しています。今後も治療をおこなっていくのであれば、医師との信頼関係の構築は必須ですね。


<ケース2>
ふくらはぎの伸ばし方についてストレッチ教室で学んでいると、不明な点が見つかった。そんなとき、どのような質問をされますか。

レツオ「ふくらはぎが伸びているのかわからないのですが、これであっていますか」
ゆうこ「先生質問です。最初、両足を閉じて立つじゃないですか。右足を大きく一歩後ろへ引いたあと、重心を前方へ誘導すると右足ふくらはぎが伸びますよね?やっていて疑問があるのですが、バランスがとりずらいように感じました。バランスをとるためのコツってありますか。」

ここでのポイントは、先生が教授したであろう内容の復習と問題点を絡めたうえで質問に至っています。信頼関係の構築と学力向上、深化につながるため楽しさも芽生えます。

 

3.質問することって恥ずかしいこと?

結論から言えば、質問は恥ずかくありません。
今更人には聞けないと発言する人もいるかもしれませんが、今のうちに聞いた方が安心ではありませんか。

私の座右の銘の一つ「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」があります。

意味;知らないことを人に聞くには恥ずかしいと思っていても、聞かなければ一生しらないまま。その方が恥ずかしい。歳をかさねれば、さらに聞きずらくなってしまいます。知らないことを知ったかぶりするのではなく、知らないことを認め、素直に学ぶべきだという教え。

わからないことはわからないと言える強さがあれば、きっと変わることができますよね。

4.まとめ

質問とは信頼関係を築くために欠かせないツールです。相手に対する礼節を保つためには不可欠なものです。また、質問によって自分の状況・理解度に気づくチャンスでもあります。自分と相手・自分と自分との良好な関係を保つためにも、質問について再考してみてはいかがでしょうか。